[イスタンブール 2日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた4月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3で、3月の50から低下した。新規受注と生産の鈍化が響いた。

PMIは50が好不況の分かれ目となる。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・ディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「新規受注が減速する中、生産の伸びが維持できなかった。需要回復と生産の持続的拡大が望まれるところだが、製造業は依然として急速な価格上昇の対応を迫られ、これが国内外での新たな事業獲得の妨げになっている」と指摘した。

需要減退で生産は3カ月ぶりに減少。価格上昇と高金利が需要に影響した。

投入・産出価格は通貨安や、原材料価格・物流コスト高で上昇が続いた。