Sachin Ravikumar

[ロンドン 4日 ロイター] - 英国のロンドン市長選で国政野党・労働党の現職サディク・カーン氏が3選を果たした。労働党はイングランド中部の首長選でも勝利。今年中に行われる見通しの総選挙を前に、スナク首相率いる与党・保守党に新たな痛手となった。

カーン氏の再選は予想されていたが、労働党は国内第二の都市バーミンガムを擁する中部ウェスト・ミッドランズでの首長選も、リチャード・パーカー候補が僅差で保守党の現職に勝利した。

労働党は2日に実施された地方議会選・市長選で圧勝しており、スナク氏の退陣を求める声が強まりそうだ。

世論調査では次の国政選挙で労働党が勝利し、14年間続いた保守党政権に終止符が打たれると予想されている。

労働党のスターマー党首は予想を超える選挙結果だったと指摘。「全国の人々は保守党の混乱と衰退にうんざりし、労働党による変化を求めて投票した」と声明で述べた。