Phuong Nguyen Khanh Vu Francesco Guarascio

[ハノイ 18日 ロイター] - ベトナム共産党は中央委員会総会を開き、国家元首で党序列2位の国家主席にトー・ラム公安相(66)を指名した。政府が18日に発表した。党序列4位の国会議長人事も決まった。

政治情勢が比較的安定している同国では異例のことに、1年半足らずの間に2人の国家主席と国会議長1人が辞任。最高指導者グエン・フー・チョン党書記長が進める反汚職運動の下、いずれも「規則違反」により職を辞したが、具体的な理由は明らかにされていない。

前任の国家主席ボー・バン・トゥオン氏は3月に辞任した。

ラム氏の国家主席指名を巡っては、党書記長への昇格に向けた人事とみる向きも多い。ラム氏は反汚職運動で重要な役割を担っている。

また共産党は、国会議長にチャン・タイン・マン国会副議長(61)を指名した。前任のブオン・ディン・フエ氏は先月辞任した。