平成30年(2018)2月、熊本県の南西部、球磨川の河口に位置する八代港を上空から撮影しました。当時ニュースはこう伝えています。「県の南部、球磨川の河口沿いに広がる街、八代市。江戸時代には熊本藩主細川氏の筆頭家老松井氏の城下町として栄え、その後は県内有数の農業生産地、工業地帯として発展しました。

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現在はおよそ13万人が暮らし、熊本市に次ぐ県内第2の都市となっています。八代の海の玄関口、八代港です。古くから木材や海産物の流通拠点として栄えました。

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明治の初めから近代的な港としての整備が始まり1959年には国の重要港湾に指定されました。さらに1966年には貿易港にも指定され熊本を代表する国際港となりました。この時八代市内では盛大な祝賀パレードが行われました。その後も岸壁などの整備が進められ、物資を運ぶコンテナ船だけでなく近年は海外からの大型クルーズ船も立ち寄るようになりました。

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八代港周辺の沿岸部には鉄道や高速道路など、陸上の交通網とも隣接する恵まれた立地条件から多くの工場が立ち並びます。八代はもとより九州各地から集まる地域資源を活用し、世界レベルのものづくりが行われています。八代港は去年、国の「国際クルーズ拠点」の一つとなり、世界最大級のクルーズ船も受け入れられるよう現在専用の岸壁などが作られています。利用開始は2020年、去年実績のおよそ3倍となる年間200隻ほどの寄港を目指していてさらに多くの人と物が行き交う港になりそうです。」

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