熊本県天草市の八代海で、養殖の魚1200匹が赤潮の影響で死ぬ被害が出ました。熊本県内で赤潮被害が出たのは、今年初めてです。

熊本県によりますと、八代海にある天草市の養殖場できのうまでに1200匹のシマアジが死にました。被害総額は236万円に上ります。

県は先月30日以降、八代海について、シャットネラ属など2種類のプランクトンによる赤潮警報を出しています。

赤潮は去年も発生していて、去年はカンパチやマダイなどが相次いで死に、被害総額は約15億4000万円に上りました。

そのため今後も被害が広がる恐れがあるとして、県は漁業関係者に対し、エサを与えないなどの対策を呼びかけています。