さぁ、ゴールデンウィークがきょう(4月27日)から始まりました。

今年(2024年)はカレンダーの関係で『3連休+3日勤務+4連休』という方が多いと推察しますが、中には『10連休』という方も少なからずいらっしゃるようで、羨ましい限りです。

ちなみに、東京から香川県・直島に向かう方(【画像①】)は「連休がつながっていないんです」と嘆いておられました。

【画像①】こちらの方は三連休でした

長大編成「新型やくも」があらわれた!

そんな中、ゴールデンウィークに『4両+4両』『8両編成』で走っているのが、この4月6日にデビューしたばかりの新型特急・やくも273系です。

「やくもブロンズ」と呼ばれる、山陰・伯備線の風景に映える車体が、【画像②】のように岡山では長大編成にあたる「8両」も連なると、それはそれは壮観です(普段は2両編成の特急や普通も走っています)。

【画像②】これが新型やくも273系「8両編成」全部収まり切らず6両ですが...
【画像③】みなさん、スマホで記念撮影です

きょうはゴールデンウィーク初日ということもあり、JR西日本さん立ち合いのもと、岡山駅を取材してきました。

午前10時前、伯備線が発着する2・3番ホームを訪れてみると...「新型やくも」乗車のために訪れた家族連れの皆さんが、大勢いらっしゃいました。

滋賀から来たという男の子(【画像③】)は、お父さんかお母さんのスマホでしょうか。さっそく写真を撮ってご満悦の様子。話を聞いてみると。。。

「たのしかった〜」

【画像③】新型やくも273系をパシャリ

記者も乗ったことがない「新見以北」のカーブ区間 乗り心地は?

そして、「やくも」と言えば、気になるのは「乗り心地」です。

「新型」が出てくれば、その前の車両は「旧型」になります。やくもの旧型は、次々に定期運用から退きつつある国鉄型特急車両「381系」です。

この381系「とにかく酔う」と評判でしたが、果たして新型273系は?出雲市発・岡山行きの「やくも6号」で、岡山に着いたばかりの人たちに聞いてみました。

(出雲市から大阪へ お母さん)
「4人席のところに座って、子どもたちもゆっくり過ごせてよかった」

とのこと。【画像④】のようなセミコンパートメントが設けられているので、これに乗れたら最高です。

【画像④】セミコンパートメントで快適!(画像は近畿車輛で撮影)

さらに新型273系は「乗り物酔い23%改善」を標榜しています。酔いたくない方は、新型で運行される「やくも」を狙って乗るのが良いでしょう。

きのうからは以下のようなスケジュールで運行していて、さらに運行本数が増えました。

・岡山⇒出雲市: やくも5、7、11、13、21、23、27、29 号
・出雲市⇒岡山: やくも4、6、10、12、20、22、26、28 号

RSK

いつの間に?!岡山駅に「やくもスペース」現る!

そして、岡山駅には【画像⑤】のようなスペースも現れました。

新型やくもの運行に合わせて、岡山駅・倉敷駅・松江駅に設置された、やくもをイメージした「待合場所」です。

【画像⑤】

岡山駅は1・2番線ホームにあって、ベンチのデザインがなんとも可愛らしい!【画像⑥】参照)。島根県産の木材を使っているそうです。

【画像⑥】

「最後の国鉄型特急電車」381系派の方は、今のうちに岡山へ!

一方で、「いやいや求めているのは新型ではない、全国で最後の国鉄型特急電車を堪能したい!」という方は、上記列車を外してお乗りください。

なお
【画像⑦】の「スーパーやくも色(紫)」はすでに4月5日に引退
【画像⑧】の「緑やくも」
【画像⑨】の「国鉄色」は6月の引退が決まっているので、
岡山まで見に&乗りに来るなら、このゴールデンウィークが最後のチャンスかも知れません。

【画像⑦】この車両も「今はなき」になってしまいました「スーパーやくも色」
【画像⑧】一番最近復刻して6月にもうサヨナラ「緑やくも」
【画像⑨】根強い人気も、6月末で引退「国鉄色やくも」

「やくも」だけじゃない!新旧車両入り乱れる岡山駅は今が「見ごろ」

そんな「やくも」1つを取ってみても、車両の新旧入り乱れる岡山駅。

ほかにも【画像⑩〜㉑】のような、いまや都市部では一切見られない国鉄時代の車両(105系・113系・115系・213系・キハ40系等々)が「わたし、普通に現役ですけど」と当たり前のような顔をして走っていますので、ぜひこれを機に岡山を訪れてみてください。

【画像⑩】復刻版の「国鉄色」115系も走っています
【画像⑪】パンダのような105系もいまだ現役
【画像⑫】中間車両に運転台をつけた「食パン」115系
【画像⑬】⑫の食パンに貫通扉がつきました
【画像⑭】213系の中間車両に運転台...こちらはちゃんとした顔です
【画像⑮】⑭の213系を観光列車に改造「ラ・マル・ド・ボァ」
【画像⑯】こちらはキハ40を改造「SAKU美SAKU楽」
【画像⑰】こちらも改造「ノスタルジー」
【画像⑱】⑯⑰の元となったキハ40はいまだ現役 桃太郎線(吉備線)はいまだに全部コレ!
【画像⑲】国鉄時代ではないですが「キティ新幹線」もおススメ
【画像⑳】700系も「レールスター」として生き残っています
【画像㉑】数少ない「平成生まれ」のマリンライナー5000系は2階建て!

何はともあれ、ゴールデンウィーク。皆さん、素敵な旅行を楽しんでください。