天満屋岡山店で開催中の個展が連日盛況の自閉症の画家・石村嘉成さん。その石村さんと親交のある大学生が、心温まるエピソードを明かしてくれました。

RSK

「嘉成さん」
「あら、羽藤れいなさん」
「こんにちは」

RSK

羽藤れいなさんは、石村さんが暮らす愛媛県新居浜市から岡山市に通う大学生です。国際コミュニケーションを専攻していて、英語を使って石村さんの存在を世界に伝える仕事につきたいと夢見ています。

RSK

(羽藤れいなさん)
「Let me tell you about my favorite painter Yoshinari Ishimura.(訳)私の大好きな画家・石村嘉成さんについてお話します」
「Yoshinari Ishimura’s colorful animal paintings・・・(訳)石村嘉成さんの多彩な動物画は…」

RSK

(羽藤れいなさんのスピーチ)
「私は小学生のときに嘉成さんが初めて開いた個展に行きました。挨拶をしたかったのですが、サインを待つ長い列が出来てしまったため、あと少しの所でかないませんでした。2年後、再び嘉成さんの個展に行きました。今度は会ってお話が出来ました。驚いたことに、嘉成さんは『お久しぶりです』と言ってくれました。2年前、寂しそうにしていた私のことを覚えていたのです。作品の魅力はもちろんのこと、嘉成さんの素晴らしい人間性も皆さんに知っていただきたいです」

RSK

(羽藤れいなさん)「嘉君(よしくん)を通して本当にすごく縁が拡がっていたり、いろんな方面でお友達が嘉君を通して出来たりしているので、絵画の世界だけじゃなくて人の輪も拡げてくれてるなってすごく感じます」

石村嘉成展は岡山市北区の天満屋岡山店で5月12日まで開催中です。