バスケットボール・B3リーグの香川ファイブアローズは、アメリカ・プロバスケットボールNBAの渡邊雄太選手(29・香川県三木町出身)に正式にオファーしたことを明らかにしました。

渡邊選手は4月20日、自身のインスタグラムでライブ配信を行い、「日本でプレーすることを決めた。20代は苦労したので、これからは自分のやりたいバスケットをやりたい」と話し、「単純にバスケットがしたい。試合に出て、自分が練習してきたことをコートで出したい」とバスケットへの思いを語っていました。

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今季はサンズで開幕を迎えたものの出場機会が減り、シーズン途中で古巣のグリズリーズに移籍。しかしあまり出番は無く、終盤は欠場が続いていました。このことについて「メンタル的なことでお休みをもらっていた。きついなと思った」と苦悩を明かしていました。

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香川ファイブアローズは、きょう(2日)渡邊選手に正式にオファーしたことを表明。
「次のクラブで引退までプレーしたいという渡邊雄太選手の思いを聞き、オファーに対して全く躊躇はありませんでした」
「香川県の宝である渡邉雄太選手と共に、香川県のプロスポーツ文化を作り上げる真っ向勝負をしたい」

とコメントしています。

香川ファイブアローズは、先日行われたB2昇格をかけたプレーオフの準決勝で、鹿児島レブナイズに連敗し、B2復帰を逃しました。

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なお、きのう渡邊選手が母校の尽誠学園高校を訪れた際には、善通寺市の辻󠄀村市長が挨拶で「香川には、B3の香川ファイブアローズというチームがありますが...」と話すと、ニヤリと微笑んでいました。

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渡邊選手は2018年にグリズリーズとツーウエー契約を結び、同10月に日本人選手では田臥勇太選手(43、Bリーグ宇都宮)以来、2人目のNBAデビューを果たし、日本人最長となる6シーズンをプレーしました。