おととい(21日)、東京で痛ましい事故が起きました。
「車の窓に首を挟まれて2歳の女の子が命を落とす」という事故です。

なぜこうした事故が起きてしまったのか 事故を防ぐために運転手が気を付けるべきことは?

この事故は、おととい東京都練馬区で30代の母親が運転する車に乗っていた2歳の女の子が、パワーウィンドウに首を挟まれ死亡したものです。

捜査関係者への取材で母親は「チャイルドシートのベルトを締めずに娘を乗せた」さらに『オート』で後部座席の窓を閉め、しばらく走ると娘が静かになったので確認したら首が窓に挟まっていた」という趣旨の説明もしているということです。

車の窓に首が挟まれるという痛ましい事故、その力はどれほどのものなのか検証した動画です。(動画でゴボウは切断され、大根も…)

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さらに「閉まりかけた窓を手で止められるか」というテストの結果からも、子どもの力では抵抗できないものであることがわかります。

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車によって閉まる力の差はあり、挟みこみ防止機能がついているものもありますが、今回のように命に関わる事故に繋がる恐れもあるのです。

パワーウィンドウによる事故を防ぐため、私たちが注意すべきこととは?

JAF岡山支部の建部さんは次の2点を挙げてます。

(JAF岡山支部 建部拓さん)
「『運転しながら』ではなくて車が止まって後ろの子どもの安全な状況が確認できるタイミングで閉めます」
「閉める際にも『閉めるよ』と一声かけて安全を確認してから閉めていただく、これがとても重要です」

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運転手の心がけ一つで落とさずに済む命です。日ごろから習慣づけることが求められます。