香川県の人口減少がとまりません。

今年4月以降の人口が52年ぶりに92万人を割り込み、池田知事は「非常に憂慮すべき状況」と危機感を示しました。

香川県によりますと、4月1日現在の人口は91万9512人でした。3月と比べて約3千人減り、52年ぶりに92万人を割り込みました。

生まれた人の数より死亡した人の数が多いことや、新年度の準備で3月中の転出届が多かったことが主な要因としています。5月1日現在では4月よりわずかに人口が増えましたが、この5年間で4万人近く減り、そのペースは速まっています。

(池田知事)
「憂慮すべき状況であると思います。出生数の増加をはかって人口の減少のスピードをゆるめ、将来的に減少に歯止めをかけていくと」

池田知事は出産・子育て関連の経済的支援の充実を国に求めるとともに、若者の雇用、処遇の改善や育休制度の拡充など子育てしやすい環境の整備を加速させる考えです。