16日早朝、沖縄県内各地で濃霧が観測された。高台となっている豊見城市豊見城の海軍壕(ごう)公園からは晴天時に那覇市や糸満市の市街地を見渡せるが、この日午前8時ごろには視界が悪く、街並みが霧の中に消えていた。公園を散歩している人たちも、スマートフォンで撮影していた。

 正午現在、沖縄気象台は本島地方に濃霧注意報を出している。見通せる距離「視程」は陸上で100メートル以下となっている。また、北部には大雨警報(土砂災害)も出ているところがある。

 午前10時58分の沖縄気象台の発表によると、沖縄本島地方では、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっている。16日に予想される1時間降水量は、多い所で本島北部で30ミリなどと予想されている。