26日午後3時40分ごろに沖縄県名護市上空を飛行中だった県のドクターヘリからアクリル製の窓の一部が落下した件を巡って、落下した窓とみられるものが同日夜に名護市大中の県道71号付近で見つかった。

 名護署によると、窓の一部は26日午後10時50分ごろ、消防関係者から「窓が見つかったかもしれない」と110番通報があった。窓とみられるものは、名護市大中の県北部保健所前の県道71号付近で消防が発見したという。けが人は確認されていない。落下した部品は2つあるとされ、名護署などが捜索を続けている。

 ヘリは浦添総合病院を基地病院として運行する県のドクターヘリ。浦添総合病院によると、名護市の東江中学校北側の上空を飛行中、後部座席に乗っていた医師がキャビン右側の窓に隙間ができて窓が浮いていることを確認した。その数十秒後に窓の一部が破損して落下したという。同院は落下原因について、「窓の前縁接着部分が剥がれたことにより、風圧で脱落したものと考えられる」と説明している。