佐賀銀行(佐賀市、坂井秀明頭取)は23日、2024年3月期通期連結の業績予想について、純利益を当初の52億円から、19・2%増の62億円に上方修正したと発表した。売上高に当たる経常収益は当初の480億円から530億円に引き上げた。貸出金利息や、手数料などの役務取引等収益が予想を上回る見込みになったことが主な要因。

 経常利益は78億円から75億円に修正した。有価証券ポートフォリオ再構築に取り組み、国債などの債権売却損の増加などで当初予想を若干下回る見込みだが、税金費用の減少などにより、当期純利益は当初予想を上回るとみている。(福本真理)