空調設備や屋上の改修工事を行う東脊振健康福祉センターきらら館=吉野ヶ里町三津

 吉野ヶ里町の2024年度一般会計当初予算は前年度比8・3%増の112億9955万円で、過去最大となった。25年度末の完成を予定する統合庁舎整備事業などが押し上げた。

 統合庁舎は3月の住民説明会で完成イメージを発表した。8月までに行う実施設計などに1億7234万円を計上。12月に工事を発注する。

 福祉事業やイベントで利用される東脊振健康福祉センターきらら館は、築20年を迎えて老朽化が進み、改修工事に着手する。本年度は1億4176万円をかけて故障中の空調機器を改修し、屋上の防水工事の実施設計を行う。

 町外からの利用者も多い三田川中央公園は、遊具の充実を求める要望を受けてシーソーなど4種類の遊具を新たに設置する。(樋口絢乃)

 主な事業

▶統合庁舎整備事業【1億7234万円】

 合併特例債の発行期限である25年度末の完成に向け、統合庁舎の整備を進める。8月までに実施設計を終え、12月に工事を発注する。

▶三田川武道館改修事業【5454万円】

 中学校の部活道などの利用が多い三田川武道館は築30年以上が経過。屋根や外壁を改修する。

▶三田川中央公園管理事業【2496万円】

 三田川中央公園の遊具を充実し、子どもたちが安心して遊べる環境整備を図る。

▶健康福祉センター改修事業【1億4176万円】

 築20年がたった東脊振健康福祉センターきらら館の空調設備と屋上を改修する。本年度は空調の改修と屋上の実施設計を行う。