漫画家の宗俊朗さんが制作したツアーのシンボルマーク

 古湯・熊の川温泉がある佐賀市北部の活性化に取り組む「佐賀ふるくま賑(にぎ)わい推進協議会」(田篭正廣会長)は、地域の魅力を学ぶツアーを開催する。5月から11月まで4回実施し、富士町、大和町、金立町の歴史や文化、自然の豊かさを体験してもらう。

 初回の5月15日は薬草と薬湯を学び、8月17日は天体観測と花火大会を楽しむ。9月19日は葉隠誕生の里や文人墨客の史跡を訪ね、11月10日は巨石パークや淀姫神社を訪れる。参加費は1回3千円(弁当付き)。4回分申し込むと2千円引きとなり、古湯・熊の川温泉の立ち寄り湯利用券10枚(5千円分)が贈られる。

 同協議会の活動は5年目を迎え、これまでツアーや短歌コンクールなどを開いてきた。事務長を務める笹沢左保記念館の島ノ江修治館長は「過去のツアーの“いいとこどり”で企画した」と話す。

 15日は午前10時から、徐福長寿館と薬用植物園を見学し、薬湯の効能などについて講話を開く。セッコクをはじめ珍しい薬草の花や、貴重な「アンネのバラ」をめで、足湯を体験する。定員30人で締め切りは10日。問い合わせは田篭さん、電話090(1878)0848。(花木芙美)