記念品を交換し、笑顔を見せる佐賀女子高と鹿児島女子高の選手たち=佐賀市の佐賀女子高

(佐賀市(鹿児島県 今秋の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を盛り上げようと、佐賀と鹿児島のアスリートが交流する「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」が本年度も始まった。6日まで4日間の日程でバドミントンと水球の合同練習会が行われ、大会に向けて競技力向上に励んでいる。

 バドミントンは鹿児島女子高の選手6人が佐賀市の佐賀女子高を訪れ、練習や試合を通して交流を深めている。鹿児島女子高3年の横道紗主将は「久しぶりの佐賀での遠征。お互いに練習してきた成果を発揮したい」と試合に臨んでいた。

 佐賀女子高3年の中村夏穂主将は「一人一人が試合に出る気持ちで練習をして、チーム内で高め合っていきたい」と強豪との練習に刺激を受けた様子。5位に入賞した昨年の鹿児島国体に続き、地元開催での国スポで上位進出を目指す決意を新たにした。

 水球は鹿児島市の鹿児島南高で練習会を開催している。佐賀県からは佐賀東高の選手が参加し、試合形式の練習などで戦術や連係を確認して技術を高めている。

 同プロジェクトは2021年から始まり、これまで延べ35競技で両県の高校生らが交流してきた。本年度はバドミントンと水球を皮切りに13競技で実施する。(小部亮介)