トークショーで国スポ・全障スポの選手を応援するよう呼びかける浜口京子さん=嬉野市のU―Spo

 SAGA2024(国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会)の開幕100日前を記念したイベントが6月30日、嬉野市の「U―Spo(市中央体育館)」であった。アテネ、北京両五輪のレスリング銅メダリスト、浜口京子さんがトークショーに登場し、レスリングなど市内開催競技をアピールした。

 浜口さんは元プロレスラーの父・アニマル浜口さんとの強い絆や世界の大舞台で戦ってきた経験を話し、「ウオーミングアップから大きな声を出し、『私はできる』と自分に言い聞かせてきた」とメンタルケアの大切さなどを紹介した。

 女子ナショナルチームコーチ時代に浜口さんを指導し、現在は嬉野市職員として国スポ開催に携わる成富利弘さん(60)を相手にタックルを実演し、レスリングのルールを解説。「他競技も含め、選手たちの頑張りを大きな声で応援してほしい」と呼びかけた。

 イベントは市と国スポ・全障スポ市実行委員会が主催した。市内が会場となるレスリング、なぎなた、軟式野球、ボッチャ、武術太極拳、電動車いすサッカー、スポーツチャンバラの体験ブースを設け、市民らが競技に親しんだ。(市原康史)