2000年以上前の姿を現代に残す「大賀ハス」が今年も吉野ヶ里歴史公園で大輪の花を咲かせています。

大賀ハスは、1951年に、千葉県にある弥生時代の遺跡で見つかった種から育てられた品種です。
植物学者の大賀一郎さんが発芽・開花させたことからこの名前が付けられました。

【リポート・岩部真衣】
「大賀ハスの特徴の1つはこの花の大きさ。なんと私の手より大きいんです」

高いもので2メートル。大きいもので直径60センチの葉をもつ大賀ハス。
弥生時代の花を楽しんでもらおうと2015年に熊本県の高校から10株ほど譲り受け、いまでは約300平方メートルの池いっぱいに花を咲かせています。
7月初旬から中旬くらいが見頃で、早朝に開花し日が昇ると花を閉じる性質があるため、午前中に観賞するのが適しているということです。

【神奈川から】
「初めて見たけどすごいきれいですね。池が隠れるほど大きい。葉っぱも花も」

吉野ヶ里歴史公園では大賀ハスの開花から10年を迎えるということで、7月6日と7日早朝の観察会など記念イベントが行われます。