埼玉県本庄市児玉町高柳の長泉寺で、樹齢650年以上と推定される県指定天然記念物「骨波田の藤」が見事に咲き誇っている。品種は「ムラサキナガフジ」。本堂前の両側に広がった約2500平方メートルの棚からは、紫色の花を付けた花房が垂れ下がって圧巻。見頃は今月上旬ごろまで。

 花房は咲きながら伸びていき、長いものでは150センチに達するものも。樹齢350年、250年といわれる古木もある。爽やかな風と一緒に花も揺れている。頭上は紫一色でカーテンの下をくぐっているようだ。

 今季は樹齢270年以上とされる白い花の藤も同時に楽しめることもあって、境内はにぎわっている。

 入園料は開花状況によって異なり中学生以上が300〜600円。小学生以下は無料。介護施設関係者と障害者手帳の所持者は無料。開園時間は午前8時〜午後6時。

 問い合わせは、同市観光協会児玉支部(電話0495・72・1334)へ。