昨年7月の記録的大雨で住宅の浸水被害が出た秋田市の市街地で、人口の減少が顕著となっていることが14日、秋田魁新報の調べで分かった。来月であの大雨から1年。住宅の浸水被害が大きかった地域で減少率が高まり、住民からはコミュニティーの維持に向け不安の声が漏れる。

 記録的大雨では河川の氾濫に加え、下水道や水路から排水しきれない雨水があふれる内水氾濫などにより、秋田市中心部の住宅街などが浸水。被災住家数は市内だけで6109棟に上った。