島根県教育委員会は18日、県立少年自然の家(江津市松川町)の軽トラック1台を19日間、車検切れで使用していたと発表した。

 県教委社会教育課によると、3月28日が満了日だったが、以降2回にわたり公道を計27キロ走行した。職員が施設内で他の車と接触する事故を起こし、処理する過程で発覚した。けが人はいなかった。江津署に報告し、口頭注意を受けた。

 車は2022年3月に新車で購入。管理する公益財団法人しまね文化振興財団の担当者が、有効期限を1年間誤って認識していた。

 県教委が所管する公用車は計151台あり、他に車検切れはなかった。県教委総務課の野々内昭浩課長は「不適切な状態での公務遂行を深く反省している」と陳謝した。