ゴールデンウイークが終わりに近づいた5日、古里や行楽地で過ごした帰省客らのUターンラッシュが始まり、山陰両県のJR駅や空港では、多くの荷物を抱えた利用者や見送り客で混雑した。6日も空路を中心に上りは混雑する見通しという。

 JR西日本によると、この日、伯備線の特急やくもは午後をピークに予約率はほぼ100%。倉吉発京都行きの特急スーパーはくとも混み合った。JR松江駅でやくもに乗り込む兄家族を見送った松江市の男性(32)は「兄の家族とゆっくりとした時間が過ごせた」と満足そうに話した。

 6日は特急やくも、はくとともにグリーン車を除いて空席があるが、空の便は出雲、萩・石見、鳥取、米子発の東京便は終日ほぼ満席状態となっている。