津和野町観光協会(島根県津和野町後田)が、JR山口線の観光列車SLやまぐち号が発着する津和野駅(同)で売店営業を始めた。町内の土産品や鉄道グッズを取り扱い、SLを目当てに訪れた観光客や鉄道ファンに津和野の魅力をPRする。

 協会によると、同駅での売店の営業は約3年ぶりで、待合室横の39平方メートルを改装し、3日からのSLやまぐち号運行再開に合わせオープンした。津和野の銘菓源氏巻や、町特産品のざら茶やまめ茶、SLを模したオリジナルグッズなど約100種類を販売する。施設改修費は約200万円。

 協会は2025年3月末までの利用客は1万5千人、売り上げは350万円を目標に掲げる。協会の金子成一郎事務局長は「SLやまぐち号で訪れた皆さまに津和野の魅力を楽しんでもらえるきっかけの場所にしたい」と話した。

 開店日は土日祝日で、平日もSLやまぐち号の運行日は営業する。営業時間は午前9時〜午後4時15分(午後0時10分〜55分を除く)。問い合わせは町観光協会、電話0856(72)1771。