俳優、高橋一生の主演で24年ぶりにドラマ化されるテレビ朝日系スペシャルドラマ「ブラック・ジャック」(6月30日放送、後9・0)。同日の放送を前に最新場面写真が解禁された。

同作は連載開始50周年を迎えた手塚治虫さんの同名漫画の特別ドラマ版。法外な治療費を要求しながら難手術を成功させる無免許の天才外科医、ブラック・ジャック(B・J)が主人公で、原作の有名エピソードを凝縮して制作する。ピノコ役を永尾柚乃が演じるほか、石橋静河、松本まりか、井之脇海、山中崇、山内圭哉、味方良介、早乙女太一、千葉哲也、玉置孝匡、宇野祥平、竹原ピストル、奥田瑛二、橋爪功ら豪華演技巧者が集結し、個性豊かなキャラクターを熱演する。

同作を制作するにあたり、なんと脚本を手掛ける森下佳子氏は、原作の現在鑑賞可能な全240エピソードをExcelにまとめて精査した上で、完成度の高いプロットを何パターンも作成。しかも、制作陣と幾度も話し合いを重ねる中で、それらのプロットを自らどんどんボツにし、最高の形を模索し続けた。

そんな妥協なきセッションを経て出来上がったのが、本ドラマでも監修を務めた手塚プロダクションが「B・Jの本質を一番表している」と語る連載第一作『医者はどこだ!』を軸に、さまざまな原作エピソードを盛り込んで構成したストーリー。原作の魂と現代ならではのメッセージ性を巧みに交錯させた物語が、ついに開幕する。