ドジャース6x−5ダイヤモンドバックス(2日、ロサンゼルス)ナ・リーグ1位の27本塁打をマークしているドジャースの大谷翔平投手(29)がダイヤモンドバックス戦後に取材に応じ、7月15日(同16日・アーリントン)の前日に開催される恒例の本塁打競争への参加を辞退する意向を示した。

「(右肘の)リハビリもある。なかなか(短時間でスイングする)ボリューム(量)も多いですし、今回はおそらく出ない方向で進むんじゃないか」

昨年9月に2度目となる右肘の手術を受け、現在は来季の開幕を見据え投手としてはリハビリ中。大リーグ機構からオファーはあったが、右肘を考慮した。

ロバーツ監督は本人を含め、球団幹部や医療スタッフらと協議した上での決定と明かした。「大谷は日々、野球のために尽力している。彼が野球界で最も注目される選手であり、その責任や重圧は本物だ」と話した。

大谷は球宴に初選出された2021年に本塁打競争に出場したが、22年からは不参加が続く。今年はア・リーグ本塁打王争いでトップに立つジャッジ(ヤンキース)も辞退し、メジャーを代表する2人の強打者がそろって不参加となった。

米大リーグの公式サイトはこの日、先発野手を対象にしたファンによる最終投票の途中経過を発表し、4年連続4度目の出場を目指す大谷はナ・リーグのDH部門で得票率を65%に伸ばした。前日の61%からシュワバー(フィリーズ)との差を4ポイント広げた。

結果は米東部時間3日午後7時(日本時間4日午前8時)からスポーツ専門局ESPNの番組内で発表される。大谷はDH部門での選出が確実視されている。