ロッテとの開幕戦を翌日に控えた新庄剛志監督(52)は28日、敵地ZOZOマリンスタジアムでの練習後に取材に応じ、米大リーグ、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)から激励を受けていたことを明かした。

「実は去年、ロバーツ監督から『新庄の力になりたいから、何かあったときはすぐ俺に言ってきてくれ』っていう手紙が来たんですよ」

かつてメッツ、ジャイアンツで活躍した新庄監督。ロバーツ氏とはチームメートではなかったものの、同じ1972年生まれで親交があったという。大谷翔平、山本由伸らを擁してワールドシリーズ制覇を目指している旧友は、意外性のある新庄采配を高く評価しているそうで「うれしいですよね」と頬を緩めた。

2年連続最下位からの巻き返しに向けて大型補強を敢行したが、「(ドジャースから)2人ぐらいもらおうかな。何でも言っていいって言ってたやんって」と新庄節が止まらない。一方、今季の戦い方を問われると「せこせこ野球」を宣言。「相手が防げない点の取り方をして投手がしっかり抑えて勝つ」と足元を見つめた。「どんなプレーをしてくれるか、ものすごく楽しみ」。進退を懸けて臨む就任3年目のシーズン。ナインの奮起に期待を込めた。(加藤次郎)