人生の最期に向けた準備を進める「終活」をテーマにしたセミナー(山陽新聞社主催、飛鳥グループ協同組合特別協賛)が5日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で始まり、約130人が遺言書や葬儀について学んだ。6日まで。

 初日はテーマごとに六つの講座があり、同組合の上甲有紀・終活カウンセラーは、多様な葬儀の方法を解説。通夜や葬儀を催さず火葬のみを行う「直送」を例に、金銭的負担が少ない反面、周囲の理解が得られなかったり、故人との別れの時間が十分に取れなかったりするケースもあると述べ「要望に合った葬儀社、葬式を」と呼びかけた。

 岡山市北区の女性(72)は「簡単に見送ってもらいたいと思っていたが、その中でも多くの種類があると分かった。家族と相談して考えたい」と話した。

 6日も午前10時〜午後5時、山陽新聞社で開催。永代供養や家族葬などを学ぶ六つの講座がある。