NPO法人岡山県精神障害者家族会連合会が運営する就労継続支援B型事業所「ふぁみりお」(岡山市北区下中野)の利用者らによる作品展が22〜26日、同市南区浜野のカフェZで開かれる。手仕事のぬくもりが伝わるチェアマットや雑貨といった力作を出品する。

 20〜60代の約10人が、デザインに工夫を凝らし、それぞれのペースで制作に打ち込んだ約90点を展示販売。縦糸に糸束を結びつけて織り上げる手法「ノッティング」で仕上げたチェアマットは、手触りや厚みが一つ一つ異なり、手作業の風合いが楽しめる。

 県産デニムのカバーを付けたメモ帳は、レースの縁取りなど多彩な装飾が目を引く。来年のえとにちなんだヘビの編みぐるみはビーズで愛らしさを演出。倉敷市児島産の帆布を使ったコースター、ミサンガやヘアゴムといったアクセサリーもそろう。

 2013年から開き、4回目。同事業所の管理者・安藤真央さん(33)は「どれも個性が表れた一点物。実際に見て触って良さを感じてほしい」と呼びかけている。

 午前10時〜午後6時(最終日は同5時まで)。入場無料。問い合わせは同事業所(086―259―1086)。