自動車整備技術を競う「高校生ものづくりコンテスト中国地区大会」が29日、浅口市鴨方町六条院中の岡山自動車大学校で行われた。岡山県代表の山陽高2年坂本清尚さん(16)が優勝、同3年角南綾香さん(17)が準優勝した。坂本さんは11月に仙台市で開かれる全国大会に出場する。

 下関国際(山口県)、境港総合技術(鳥取県)も含めた3校から2人ずつ計6人が出場。部品の摩耗や曲がりを測定したり、エンジンの故障原因を特定したりする四つの課題に取り組み、教員らが正確さや手際の良さなどを審査した。

 「練習の成果を発揮できた」と坂本さん。全国大会は、各地区大会を勝ち上がるなどした10人が出場し「一つ一つの作業の精度を高めて臨みたい」と話した。

 中国地区大会は、中国地区高校工業教育研究会が主催した。