静岡県磐田市などを地盤とする宮沢博行衆議院議員(比例東海ブロック選出)が議員辞職する意向を固めたことが分かりました。宮沢議員は4月23日午前、磐田市の事務所で関係者らに対し「申し訳ありません」と自ら頭を下げ、辞意を伝えたということです。

磐田市議などを経て2012年の解散総選挙で初当選した宮沢議員(49)は現在当選4回で、これまで防衛大臣政務官や防衛副大臣を歴任しました。

関係者によりますと、4月25日発売予定の週刊誌に宮沢議員の女性問題をめぐる不祥事に関わる記事が掲載される見通しとなったことから辞職する意向を固め、周囲に辞意を伝えているということです。事務所で辞意を伝える際には、週刊誌にどのような記事が掲載されるかについては明らかにしなかったということです。

関係者の1人はSBSの取材に対し「びっくりしている。支えてきた分、裏切られた気持ちでショック」と答えています。

宮沢議員をめぐっては2023年12月、所属していた清和政策研究会(安倍派)の裏金事件に関して、派閥の指示があったことなどを明らかにして注目されました。

宮沢議員は4月23日午後3時前、取材に応じ「報道については事前の情報によって、そんなに事実とかけ離れているわけではない。責任をとり、けじめをとるしかない」「大変申し訳ございません。記憶にございます」などと答えました。