2024年2月、静岡県湖西市の浜名湖で男子高校生が殺害された事件で、殺人の疑いなどで静岡家庭裁判所浜松支部に送致されていたフィリピン国籍の18歳の男について家裁浜松支部は、静岡地方検察庁浜松支部に逆送致することを決定しました。

殺人、監禁、傷害の疑いで逆送致されたのは、フィリピン国籍の男(18)です。

男は、殺人の罪などで起訴されている男(21)と共謀して、2024年2月、静岡県袋井市に住む当時17歳の男子高校生に暴行を加え、その後、湖西市の浜名湖に転落させて溺死させた疑いが持たれています。

家裁浜松支部は、この男(18)について「結果は極めて重大。一連の犯行において中心的な役割を果たしており、計画性がないことを考慮しても非常に悪質」などと刑事処分が相当と判断し、4月24日付で、地検浜松支部に逆送致することを決めました。

また、男子高校生への暴行行為に関わる証拠を隠ぺいした疑いで送致されていたフィリピン国籍の女(19)について、4月22日付で保護観察処分としました。