世界的に人気が過熱しているポケモンカード。「デッキ」と呼ばれるカードセットの新商品が5月17日に発売されました。一方、価格が高騰しているカードを狙った盗難が問題となっており、店では防犯対策の強化しています。

<青木隆太アナウンサー>
「人気のポケモンカード、きょうは新しいデッキの発売日です。60枚で1組となっています。リザードンといった人気で強力なカードが入っていて、これ1つで本格的な対戦を楽しむことができます」

5月17日、販売がスタートしたポケモンカードの「バトルマスターデッキ」です。2024年8月にはハワイで世界大会が行われる予定があるなど、人気が高まっています。

静岡市葵区にある駿河屋本店。ポケモンの高額カードや遊戯王の人気カードなどが1千万点以上並んでいます。100万円以上するカードもあり、価格の高騰が続いています。トレーディングカードと呼ばれるゲーム用のカードをめぐっては、高額カード狙った盗難が全国的に問題となっています。

2024年3月、都内の販売店で、「遊戯王」のレアカード「青眼の白龍」を盗んだとして、男2人が逮捕されました。販売価格は、なんと498万円でした。また、県内でも5月、浜松市内のリサイクルショップでポケモンカードを38箱盗んだとして、契約社員の男が逮捕されています。

販売する側は防犯対策を強化しています。

<青木隆太アナウンサー>
「駿河屋ではどういった防犯対策をとっていますか」

<エーツー店舗部 宿島拓弥部長>
「高額品のショーケースですが、ダミーのカードを並べたり、防犯ブザーが鳴る仕組みをとっている」

実際に高額のカードを見せてもらうと…。

<青木隆太アナウンサー>
「こちらのカードはどこにありますか?」

<エーツー店舗部 宿島拓弥部長>
「金庫に保管しています」

実物を見ることができるので客も安心して購入できます。

<青木隆太アナウンサー>
「全国的に盗難が相次いでいますが?」

<エーツー店舗部 宿島拓弥部長>
「カード自体の値上がりは今後も続いていくと思うけど、それに伴って犯罪も増えていくので、そこはいたちごっこだけど、気をつけなければいけない」