静岡市は5月22日、リニア工事について議論する協議会を開き、難波喬司市長は静岡県が懸念する47項目について「ほとんどが詰めの段階である」との認識を示しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「静岡市としては環境影響評価にかかわるJR東海との対話は最終段階であると認識している」

22日、静岡市役所で開かれた生態系の保全などを議論する協議会で、静岡市の認識を示した難波市長。

リニア工事をめぐっては、県は水資源や生態系への影響などの47項目の懸念について30項目を「未解決」と評価していますが、これに対し難波市長は、31項目が検討終了、15項目が最終検討段階、1項目がJR東海の協議待ちで、「ほとんどが詰めの段階」と、県とは異なる見解を示しました。

市は、今後も協議会で環境影響評価を続け、半年以内には市の結論をまとめる方針です。