建設用設備運営サービスの宏信建設発展(09930/香港)が5月25日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格4.52香港ドルに対し、初値は27.88%低い3.26ドルだった。上場初日の終値は同28.98%安の3.21ドルだった。

 同社は上空作業プラットフォーム、支柱などの支持・保護設備、足場設備など建設用設備の研究開発、生産、リース、販売、技術コンサルティングサービス提供を主業務としている。22年12月期の売上構成はリースサービスが65.9%、エンジニアリング技術サービスが27.1%、プラットフォーム・その他サービスが7.0%となっている。22年12月31日現在で中国の187都市に業界最多となる349カ所のサービスネットワークを構築しており、売上ベースで中国国内最大の設備運営サービス提供業者となっている。
 
 22年12月期間の売上高は78億7746万人民元(前期比28.28%増)、純利益は6億6656万元(同6.07%減)。新規上場に伴い調達予定の15億5540万香港ドル(約277億円)は、約4%をサービスネットワーク拡大とサービス能力向上に、約67%を設備のラインナップ充実に、約11%をワンストップ式ソリューションプラン能力強化に、約8%をデジタル化の推進による経営効率の向上に、約10%を運営資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)