ベルギーリーグを5位で終えたヘントは6月9日、同14位のコルトレイクからDF渡辺剛を4年契約で獲得したと発表した。

 現在26歳の渡辺は、山梨学院高、中央大を経て、中学時代まで在籍したFC東京でプロキャリアをスタート。1年目から頭角を現し、20試合に出場すると、同年に日本代表デビューも飾った。

 コルトレイクでは昨季の冬からプレー。今季は完全な主軸となり、ベルギーリーグでフィールドプレーヤー唯一のフルタイム出場を果たした。

 本人も先日、ツイッターで「ベルギー国内のフィールドプレーヤーで唯一の全試合フル出場でした!今シーズンはセンターバックを始め、アンカー、シャドーなどたくさんのポジションも経験しました!!」と充実ぶりを伝えたように、獅子奮迅のパフォーマンスだった。

 新天地のヘントも高い守備力を誇るサムライを絶賛。「昨シーズン、コルトレイクで大黒柱として活躍した」と紹介している。

「ワタナベは全試合に出場し、シーズンを通して1分たりとも欠場しなかった。そのため、コルトレイクサポーターは当然、このスターを年間最優秀選手に選出した。1メートル86の長身で、身体能力の高いDFである」
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 また、同クラブのスカウト部門を統括するサミュエル・カルデナス氏も太鼓判。獲得の経緯をこう伝えている。

「ツヨシは昨シーズンにコルトレイクでその資質を証明し、ヘントと我々の監督の目に留まったのだ。私たちは常に、ハングリーで証明すべきものがある選手を加えるよう努力している。ツヨシは信頼できるセントラルディフェンダーで、根っからのプロフェッショナルで、勝利への強い意志を持っている。我々のディフェンスラインで活躍するのが楽しみだ」

 移籍が決まり、渡辺は「来シーズンはKAAヘントでプレーすることになりました!!頑張ります」と意気込む。海外挑戦3年目、ベルギーの名門でさらなる進化を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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