FCソウルに加入したジェシー・リンガードが2月8日、本拠地のソウルワールドカップ競技場で入団会見を実施した。韓国メディア『SPOTV news』などが、その様子を伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、イングランド代表として32キャップを誇る31歳は、昨夏にノッティンガム・フォレストを退団以来、無所属が続いていた。

 なぜ新天地に韓国を選んだのか。リンガードは「多くのオファーを貰った」と前置きしたうえで、理由をこう明かした。

「ほとんどが口頭での交渉に留まったなかで、ソウルは書面でオファーを送り、マンチェスターの練習場まで来てくれた。誠意を示してくれた。

 とても興奮しているし、楽しみにしている。僕にとって大きな新しい挑戦だ。人生の新たなチャプターだし、韓国とソウルのファンに喜びと笑顔を届けられるようにベストを尽くすよ」
【PHOTO】華やかコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
 イングランドを離れてプレーするのは自身初。異文化にも興味津々だ。

「韓国やKリーグについては、以前からよく耳にしていた。ソウルに来てから、もっと勉強して、文化などの理解を深めているよ。リーグはさらに発展し、世界に進出できるはずだ。

 まだあまり外に出ていないが、ソウルの第一印象は華やかで壮大だ。新しい環境に適応するのに大きな問題はない。新しいキャリアをスタートさせるのが楽しみだ」

 一部で、「ファッションやeスポーツなど、様々なビジネス活動のために韓国行きを選んだ」という声もある。これについてリンガードは、「フットボールと個人的なビジネスは別物だ」と断言した。

「僕にとって最も大事なのはフットボールだ。プレーで貢献できるからここに来た。今はフットボールだけに集中する」

 再起をかけるアタッカーは「早くピッチに戻ってプレーしたい」と意欲を燃やす。大物参戦でありがちな、入団時の盛り上がりがピーク――なんてことはなく、ピッチでその価値を証明してくれるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「あなたが必要だ!」「サムライが帰ってきた」遠藤航のリバプール復帰に現地ファン歓喜!「戻ってくるのが楽しみでたまらなかった」

【記事】「なぜ日本に1−6で大敗したチームが決勝に進めたのか」韓国を撃破したヨルダン戦士たちの回答は?「日本は強かった。だけど...」【現地発】

【PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!