リバプールで躍動を続ける遠藤航が、プレミアリーグを放送しているABEMAで3月16日に公開された「遠藤航 挑戦者からの逆転劇」で、浦和レッズ時代の同僚である元日本代表DF槙野智章氏と対談。今シーズンや森保ジャパンについて語っている。

 昨夏に遠藤がシュツットガルトからリバプールに電撃移籍をした際、イングランドではほぼ無名の30歳で、モイセス・カイセドとロメオ・ラビアをチェルシーに強奪された後の、いわば第3のターゲットとして契約した経緯もあり、その実力を疑う声が少なくなかった。

 遠藤自身も「移籍した当初は、エンドウって誰だってところから始まった(笑)。下からのスタートでしたけど、地道に頑張ってやってきたという感じです」と語っている。

 槙野氏が「移籍当初、遠藤選手がなかなかフィットしない時間もある中で、ネガティブな意見というか、そういう声は耳に入っていた?」と尋ねると、リバプールの背番号3はこんなエピソードを明かした。
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「届いてましたね。SNSでも外国の人からコメントがきたりもする。移籍がニュースになった瞬間に、ポジティブな『ようこそ』みたいな意見もあれば、『リバプールに来るな』みたいなコメントも。まだ移籍が決まっていないのに、俺のSNSに届くみたいな。なんでみんなこれ知ってるん?みたいな」

「その声をはね返してやろうというのはあった?」と問われると、こう答えている。

「自分のやるべきことをやり続ければ、結果はついて来ると思ってたんで、そういう周りの雑音は気にしなかった。とにかく、いま自分が何をしなければいけないのか、それはチームのために貢献すること。それをやるために自分が何をしたらいいのかってことを常に考えて、日々生活していた」

 プレミアリーグの水に慣れるまでは多少時間を要したものの、昨年12月以降はアジアカップによる離脱を挟んでも不動のアンカーとして君臨。見事に懐疑論を払拭してみせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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