日本がまさかのベスト8敗退に終わった先のアジアカップでは、完封試合は一度もなく、5試合で8失点を喫した守備が課題に上がった。

 もちろんGKだけの責任ではないものの、全試合でフル出場した21歳の鈴木彩艶(現シント=トロイデン)が経験不足を露呈したのも事実だろう。

 パリ五輪での活躍も期待されるその守護神について言及したのが、浦和レッズの下部組織でプレーしていた小学生の時から知っているという元日本代表MFの柏木陽介氏だ。

 ゲスト出演したDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、「あのデカさでスピードもあるし、身体能力が高い。反応も速い。シュート練習でも入らない」とそのポテンシャルを評価したうえで、こう指摘している。

「ちょっと優しすぎるかもしれないですね。『邪魔だ』『どけ!』ぐらい大きい声出して、味方も敵もビビらすぐらいで出て行けたら、もっと細かい失点はなくなるんじゃないかな」
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 また、元日本代表DFの内田氏は「そりゃA代表のキーパーは難しい、経験がないとキーパーは難しい」と話しつつ、こう期待を寄せた。

「海外で活躍してがんばってるんで、オリンピックをチャンスだと思って。チームもリーグもレベルアップする。彼に(移籍市場で)動きがあれば面白いなと」

 オリンピックにワールドカップ。アジアカップの借りを返す機会は、これからいくらでもあるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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