リバプールの元エース、フェルナンド・トーレス氏が、古巣の公式メディアの取材に対応。同クラブの現エースで、かつてチェルシーで共闘したモハメド・サラーについて語った。

 2019年にサガン鳥栖で引退した40歳の元スペイン代表FWは、07年から11年までアンフィールドでプレー。対して31歳のエジプト代表FWは、17年からリバプールの一員となり、F・トーレス氏ら名だたるレジェンドを凌ぐ、驚異的なペースでゴールを量産している。

 F・トーレス氏は「僕らはチェルシーでチームメイトだった。何度も連絡を取っているよ。彼が僕の全ての記録を破ってくれて本当に嬉しいよ!」と頼もしい後輩を絶賛。サラーがチェルシー入りし、プレミアリーグ初挑戦を果たした際を懐かしそうに振り返った。

「彼がイングランドに来た時を覚えている。まだとても若く、十分な出場時間を得られなかった。結局、イタリアに移籍して、自分自身を証明し、特別な選手のための特別なクラブを見つけなければならなかった。

 彼は自分の力で結果を出した。私にとっては、トップ選手であり、過去10年間で最高の選手の1人だ。何度も言うが、お気に入りの選手で、私は過去10年間で世界最高の選手の1人に数えている」
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 エジプトの王が加入以来、リバプールは30年ぶりの国内リーグ制覇と、14年ぶりのチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた。

「リバプールが優勝できたのも、クラブが全てのタイトルを懸けて戦っているのも、彼の力が大きい。彼がイングランドに来るのがどれだけ大変だったかを知っているから、誇りに思うよ。時が、特別な選手であり、リバプールのような特別なクラブが必要だったと証明してくれた。彼はその実力を示したんだ」

 彼が(2022年に)リバプールでプレーし続ける新契約にサインした時、本当に嬉しかった。間違いなくリバプール史上最高の選手の1人になるだろうね。まあ、すでにそうなっているが、まだやるべきことがたくさんある」

 サラーは現在、リバプール通算207ゴールで歴代5位につけている。いずれは346ゴールで1位のイアン・ラッシュ氏を抜き去れるか。F・トーレス氏もそれを強く期待しているはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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