ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』は3月中旬から下旬にかけて、欧州主要リーグでプレーする選手の推定市場価格(市場価値)を一斉に更新した。

 アジア選手のランキング上位にも変動があった。6000万ユーロ(約96億円)で久保建英(レアル・ソシエダ)とトップで並んでいた韓国代表DFキム・ミンジェ(バイエルン)が5500万ユーロ(約88億円)に下落したのだ。

 プロデビューを飾った全北現代から、中国の北京国安を経て、フェネルバフチェ、ナポリ、バイエルンと順調にステップアップを果たし、市場価値も上昇してきただけに、プロデビュー以来初のダウンは母国に衝撃を与えたようだ。

 韓国メディア『SPOTV NEWS』は3月28日、「キム・ミンジェの市場価値が800億ウォンの下落、アジア最高位まで譲った。日本の久保が単独1位だ」と見出しを打った記事を掲載。次のように報じている。
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「欧州進出以来、キム・ミンジェに試練の時期が来た。バイエルンのDFの3番手に追いやられ、ベンチにいる時間が長くなっている。こうした状況にキャリアを通じて高まってきた市場価値が初めて下がった」

 記事は「バイエルンでも価値を失わなかった」とし、主力としてプレーしていた昨年12月までは6000万ユーロを維持していたと報道。こう続けている。

「この3か月の間に多くが変わった。今はバイエルンでレギュラーの座を失った。3月に入ってエリック・ダイアー、マタイス・デ・リフトのコンビでチャンピオンズリーグ8強進出に成功し、キム・ミンジェは3番手に追いやられた」

 1年での放出も取り沙汰されているキム・ミンジェ。キャリア最大の窮地に立たされている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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