積年のライバルを相手にわずか及ばず、苦杯を舐めた。

 現地4月6日、女子サッカーの恒例トーナメント『SHE BELIEVES CUP』の準決勝が米アトランタで開催され、FIFAランキング7位の日本女子代表は同4位のアメリカと対戦。開始30秒に一気のカウンターから清家貴子が鮮烈ゴールを決めて先制するも、21分に目の覚めるようなミドルをねじ込まれて同点とされる。後半は押し込まれる時間帯が続くなか、なんとか粘り強くホームチームに対峙したが、77分に痛恨のPK献上。逆転を許した日本はこのままタイムアップを迎え、1−2で敗れ去った。
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 やはり鮮烈だったのは、清家の先制点だ。日本の十八番である守→攻の素早い切り替えから、浦和レッズレディースのアタッカーが右サイドを打破。マーカーのチェックを受けながらもスピードに乗り、そのまま豪快に右足を振り抜いてゴールをこじ開けた。米放送局の現地実況は「なんて一撃だ! 日本のキコ・セイケが開始30秒のゴールで大観衆を沈黙させてしまった」と興奮気味に伝えたほどだ。

 準決勝で敗れたなでしこジャパンは現地9日に行なわれる3位決定戦へ。準決勝第2試合のカナダvsブラジル戦で敗れたチームと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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