大一番で幸先の良いスタートを切ったにもかかわらず、セルティックは喉から手が出るほど欲しかった3ポイントを得られなかった。それだけに、後半序盤の判定に対する怒りも大きい。

 4月7日のスコットランドリーグ第32節で、セルティックは宿敵レンジャーズとのオールドファームに臨み、敵地で3−3と引き分けた。首位の座を保ったものの、消化が1試合少ないライバルとの1ポイント差を広げるには至っていない。

 開始早々の22秒に前田大然のゴールで先手をとったセルティックは、さらにPKでリードを広げてハーフタイムに突入。だが55分、ジェームズ・タバーニエのPKで1点を返される。セルティック・サポーターが怒りを表したのが、この判定だ。
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 当初、ジョン・ビートン主審はシミュレーションと判断し、ボックス内で倒れたファビオ・シウバにイエローカードを出した。だが、VARの介入でオンフィールドレビューとなり、主審は判定を変更。アリスター・ジョンストンが倒したとして、レンジャーズにPKを与えたのである。
 
 試合後、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は判定に怒りを表したが、サポーターも同様だ。『Football Insider』によると、SNSではジャッジに大きな批判が寄せられた。

「腐敗の極みだ」
「絶対PKじゃない。まったくもって犯罪的な判定」
「信じられない判定。これまで見てきた中で最悪のひとつ」
「ビートンとシウバ、どちらが今日最大の不正だったか分からない」
「恥ずべき判定が変わることはない。こうなると何のための主審だ」
「ビートン審判は恥ずべき。シウバはダイブするチート。ひどいゴミ」
「確かにビートンはペテンだが、ひどい守備の代償を払うのは今季を通じて」
「リーグ最高のダイバーにあのPKを与えるなんて、ビートンとVARは恥ずべき」

 いずれにしても、セルティックは直接対決でタイトルレースにおける優位性を手にすることができなかった。ミッドウィークの未消化分を含め、レンジャーズがポイントを落とすことを願いつつ、自分たちは残り試合で全勝を目指すことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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