元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで五輪世代のチームについて持論を展開した。

【動画】城彰二がパリ五輪を目ざすU-23日本代表を語る
 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、4月15日に開幕するパリ五輪の最終予選を兼ねたU-23アジアカップに臨む。今大会で3位までに入るか、4位となった場合はAFC・CAFプレーオフでギニアに勝利すれば、パリ行きの切符を手にできる。

 日本が8大会連続の五輪出場を目ざすなか、城氏は日本サッカー協会(JFA)が、五輪世代のチームに求めるものを明確にし、それを発表するべきと訴える。

「オリンピックで本当に金メダルを取りに行くのか。それとも、育成を考えてオリンピック世代からフル代表に上がっていって、フル代表を強化するのか。このコンセプトが全く分からなくなっている。これをちゃんと、はっきりした方が良い」
 
 2021年に行なわれた東京五輪では、メダル獲得を掲げるなかで4位に終わった。その後について、城氏は「なあなあになっているじゃん。終わっているじゃん」と指摘する。

 現時点では、大岩ジャパンがパリ五輪で優勝するのは現実的ではないと分析。「通過点として、オリンピックに出るのは、もちろん国際経験ができるから、その世代でやれる。だけど、目ざすところはフル代表。だから、五輪代表の選手がどれだけフル代表に目を向けているのか知りたい」と語る。

 そして、“見える化”できれば「サポーターやファンの方も見やすいだろうし。さらに応援してくれるんじゃないかと思う」とメリットを挙げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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