マンチェスター・ユナイテッドが、再びシュツットガルトのCFセル・ギラシーの獲得に乗り出しているようだ。

 現在28歳のギニア代表FWは今シーズン、2年目を迎えたシュツットガルトで大ブレイク。ここまで23試合に出場して25ゴールと、驚異的なペースでゴールを量産し、ブンデスリーガの得点ランキングではハリー・ケインに次ぐ2位につけている。

 この活躍ぶりに注目したマンチェスター・Uは、1月の移籍市場でもギラシー獲得に動き、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると「契約は間近に迫っていた」という。しかし、プレミアリーグ独自のFFP(収益性と持続可能性に関する規則)に抵触する可能性があったため、獲得を断念したようだ。

 そして、ドイツ紙『ビルト』によると、CFになお不安を抱えるマンチェスター・Uは、今夏も引き続き、ギラシー獲得に動き出しているという。

 ギラシーには契約解除条項があり、解除金は1700万ポンド(約30億6000万円)に設定されているようで、現在はウェストハムも触手を伸ばしているという。ただし、ギラシー本人は、マンチェスター・Uという世界的ビッグクラブから関心を抱かれていることを光栄に感じているようだ。

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 現在のマンチェスター・ユナイテッドのストライカーは、今夏に加入したラスムス・ホイルンドが一時は5試合連続ゴールを奪うなど、覚醒の雰囲気を漂わせていたものの、30節以降は再び4戦無得点と沈黙し、まだまだエースとして一本立ちはできていない。

 唯一のバックアッパーとも言えたアントニー・マルシアルは、1月に鼠径部を痛めて長期離脱中。今シーズン限りで契約満了を迎えるが、どうやらクラブ側に契約更新の意志はないようだ。

 クラブとしては、中長期的にはホイルンドがエースとして君臨するのを期待しているはずで、デンマーク代表FWに刺激を与えるうえでも、名のあるビッグネームより、ギラシーあたりの実力者の獲得が好ましいとも言える。

 マンUの新強化体制もまもなく固まる見込みで、最優先事項であるCF獲得の行方がどうなるのか注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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