大宮アルディージャは4月17日、ルヴァンカップ1stラウンド2回戦で名古屋グランパスと対戦。45+1分と54分に名古屋のパトリックに得点を許し、0−2で敗れた。

 4−4−2の布陣の右CBでフル出場したDF濱田水輝は「大事なところで、大事な時間帯に失点してしまって、相手の思う通りの試合展開になってしまった」と悔やむ。

 一方で、「相手の展開になった時に、自分たちが何を考えてどう打開していくのか。イメージの共有が必要だった。それは今後のリーグ戦で活かしたい」と、この敗戦を、いまだ無敗で首位をキープするJ3リーグへの糧にしたいと意気込んだ。
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 また、同日には日本代表で主将も務めた長谷部誠の今季限りでの引退が発表された。

 浦和ユース出身の濱田は名古屋戦後、この一報に「ちょっと寂しい気持ちもあります」と吐露。若き日のことを思い出す。

 2006年に浦和ユースに入団した濱田は、「(トップチームに)練習参加させていただいた時に(長谷部と)一緒にプレーしたこともありますが、たぶん、ただのユースの選手のひとりとしか認識されていなかったかもしれません」と振り返りつつ、当時の浦和で活躍していたレジェンドの姿は今でも目に焼き付いているという。

「ずっと憧れていて、埼スタで躍動して、浦和の期待を背負ってプレーする、そういう姿を見てきました。浦和にタイトルをもたらして、強い浦和を作ってくれた先輩。ものすごくリスペクトしてます」

 40歳まで欧州の最前線で現役を続けた偉大な先輩の姿は、33歳の濱田にとっても大きな刺激となったはずだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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