現地時間4月17日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2レグで、冨安健洋が所属するアーセナルとバイエルンが後者のホームで対戦した。

 2−2のドローに終わったホームでの第1レグでは出番のなかった冨安は、4−3−3の左SBで約4か月半ぶりに先発出場。本田圭佑、内田篤人、長友佑都、香川真司、岡崎慎司に続く日本人6人目となるCL準々決勝出場を果たす。

 アーセナルは16分、その冨安がマッチアップしたザネに入れ替われてピンチを招くも、CBのガブリエウがクロスをカットして難を逃れる。

 その後も主導権を握られたなか、29分に冨安が敵陣でインターセプトし、そのボールを収めたウーデゴーがミドル。これはGKノイアーが好セーブに阻まれる。その2分後にもウーデゴーのクロスからマルチネッリが狙うも、ノイアーの正面を突く。
 
 後半はバイエルンのペース。47分のゴレツカのヘッドはクロスバーを叩き、そのこぼれ球を狙ったゲレイロのシュートはブロックされる。

 迎えた63分、バイエルンが均衡を破る。左サイドからゲレイロが上げたクロスを、右SBのキミッヒがヘッドでねじ込んでみせた。
【動画】勝負を決めたバイエルンDFキミッヒの豪快ヘッド弾
 アーセナルは67分、マルチネッリとジョルジーニョを下げて、第1レグで活躍したトロサールとガブリエウ・ジェズスのコンビを投入。さらに86分には、ザネに突破されたシーンもあったものの、再三のボール奪取や的確なビルドアップなど攻守に奮闘した冨安を下げて、アタッカーのヌケティアを送り込む。

 しかし、最後までバイエルンの堅牢を崩せず、このまま0−1で敗戦。2試合合計2−3で敗戦が決定した。バイエルンは優勝した2019−20シーズン以来、4シーズンぶりのベスト4進出となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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