リバプールの遠藤航に退団の可能性があるという報は、英国でも小さくない反響を呼んでいる。

 現在はフェイエノールトを率いるアルネ・スロットがユルゲン・クロップの後任としてレッズの新指揮官に就任するのが濃厚になったのを受け、グレアム・ベイリー記者がリバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』の取材に対し、こう発言したのだ。

「もしエンドウがある時点でドイツに戻ったとしても、それは大きなショックではない。彼は加入して仕事を終えた。素晴らしい仕事をしたと思うが、彼がブンデスリーガに戻るのは確実に目に見えている。彼は大金をもらっているわけではないし、彼らも彼に大金を払ったわけではない」

 この報道を受けて、リバプールの専門サイト『ANFIELD WATCH』は「ファンのお気に入りが、衝撃的にリバプールをわずか1シーズンで退団する可能性」と見出しを打った記事を掲載。次のように報じた。

「クロップ監督がシーズン終了後にリバプールを去り、フェイエノールトのスロット監督が彼の後任となる可能性が高いため、夏には選手たちの再編が行われるのは間違いない。しかし、エンドウの退団はほとんどの人が予想していなかったであろう」
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 同メディアは、今季の遠藤の活躍について、「シュツットガルトから1600万ポンドで加入した日本代表キャプテンは主力選手となり、全公式戦で41試合に出場し、1ゴールを決めた」と紹介。こう続けている。

「レッズがトップターゲットだったモイセス・カイセドとロメオ・ラビアをチェルシーに取られた後、彼の加入は失望の要素を持っていたにもかかわらず、彼はファンのお気に入りのような存在になった。今シーズンの遠藤はクロップにとって非常に貴重な存在だ。それでもベイリー記者は、31歳の遠藤の退団がカードにあるかもしれないと信じている」

 記事は「同じベテランのチアゴ・アルカンタラとジョエル・マティプは契約満了に伴って退団がほぼ確実となっている一方、エンドウ移籍の根拠はそれほど有力ではない」とし、こう主張している。

「スロットの加入はほぼ確実であり、明らかにエンドウが中盤のホールディングの役割に対する長期的な解決策ではない。とはいえ、特に経験の重要性が無視できない過渡期においては、年齢だけを理由に選手を排除するのはおそらくほとんど意味がないだろう」

 遠藤は必要な存在――。そう訴えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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