2024年5月3日、FC町田ゼルビアが柏レイソルを2-0と勝利。今季ここまで連敗はひとつもなく、首位に返り咲いた。それでも、昌子源に満足した様子はない。

「連敗しないで行こうというのは口で言うほど簡単ではない。ただ、監督もおっしゃっていましたが、一回負けたから連敗しないために力を出すんじゃダメだと思う」

 勝って、なお渇く勝利への欲求。

「前の試合でどれだけ良くても、次の1週間の練習でダメだったらスパーンと選手を外す監督なので。そこの危機感は凄い」
 
 そうした感覚があるからこそ、サボれない。

「ここは監督だけじゃなく、コーチもめちゃくちゃ求めてくる。どこにも厳しい目があるから、サボれない。もちろん優しく接してくれる時もありますが、基本的にはそういう環境。J1に昇格してトップチャレンジと言い続けていて、今何位にいようがチャレンジャーの気持ちを持つ。これが徹底されているのは凄いです」

 だから、昌子は1位に返り咲いても満足することはない。

「この4節、勝ち負けを繰り返している。やっぱり連勝ですよね。監督もおっしゃっていましたが、連勝するチームにしていきたい。連敗しないチームって凄いけど、結局1回負けているので、連勝のほうが嬉しいです」

 確かにその通り。真理をつくコメントだ。  

 5月6日の京都サンガF.C.で連勝なるか。勝負にこだわりたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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