上田綺世を擁するフェイエノールトは現地5月12日、エールディビジ第33節で、小川航基と佐野航大が所属するNECと敵地で対戦し、3−2で競り勝った。

 勝利の立役者は、リーグ戦で4試合連続の先発を果たした上田だ。1−1で迎えた57分、ボックス内でシュートを打ち切れなかったが、こぼれ球をヤンクバ・ミンテが押し込む。結果的にアシストを記録した上田は、2−2となった87分には、アリレザ・ジャハンバフシュの折り返しに反応し、ダイレクトで押し込んで3戦連発となる決勝ゴールを奪った。
【動画】フェイエ上田綺世が1G1A! NEC戦ハイライト
 1得点・1アシストの活躍を見せた日本人ストライカーに、アルネ・スロット監督もご満悦だ。クラブの専門メディア『FeyenoordPings』は、「彼のプレーがどんどん良くなっているのが見て取れる」と報じ、指揮官のコメントも伝える。

「私が何か月も言い続けてきたことを、彼は忠実に実行している。これはクラブにとって素晴らしいニュースだ。ここ3、4試合に出場し、どの試合でも得点を決めている」
 
 リバプールで今季限りの退団が決まっているユルゲン・クロップ監督の後任として噂されている45歳のオランダ人は、フェイエノールトの来季も心配していない。

「チームには多くのゴールを決められる2人のストライカーがいることが分かっただろう。これで来シーズンは、もし1人が抜けても、多くのゴールを決められるストライカーがいるわけだ」

 NEC戦の得点で今季5ゴール目を記録した上田。19日の最終節・エクセルシオール戦で4戦連発を果たし、シーズンを締め括れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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