現地5月18日に開催されたブンデスリーガの最終節で、バイエルンはホッフェンハイムとアウェーで対戦。開始6分までに2点を奪いながらも、アンドレイ・クラマリッチにハットトリックを許すなど、その後に4点を奪われて惨敗を喫した。

 この結果、シュツットガルトに抜かれ、まさかの3位に転落。無冠に加えて、来シーズンのドイツ・スーパーカップにも出場できなくなった。

 厳しい批判の声があるのはいうまでもない。中東の大手メディア『bein SPORTS』は「バイエルンとって忘れられないシーズン」と見出しを打ち、「ブンデスリーガ2位の座を維持できず、クラマリッチがハットトリックを達成したホッフェンハイムに2−4で敗北を喫し、悲惨なシーズンを終えた」と伝えている。

「トーマス・トゥヘル監督が率いるチームは今シーズン、祝うものは何もない。8月以降、徐々にすべてのタイトルを失った。ドイツ・スーパーカップでRBライプツィヒに敗れ、DFBポカールのラウンド16で3部のザールブリュッケンに敗北。ブンデスリーガではレバークーゼンに敗れた。そしてチャンピオンズリーグ準決勝でレアル・マドリーによって敗退さえられた」
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 同メディアは、「トロフィールームの空白に加えて、2位の座を失ったことは、さらなる失望を示している。2010−11シーズン以来、バイエルンは常に上位2位のいずれかでフィニッシュしていたからだ」と続けた。

「トゥヘル監督の指揮の下、バイエルンはブンデスリーガの過去13年間で最悪の成績を記録し、10年半近く続いたドイツサッカー界の優位性が打ち砕かれる不遇の年となった。さらにこの結果により、来シーズンのドイツ・スーパーカップには出場できない」

 長らく一強を誇ったバイエルン帝国の一時代が終焉したと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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